皆さんこんばんは!にしにしです!
いざ社会人と接する場面が与えられたとき、学生の皆さんはどんな質問をしますか?
仕事のやりがい?給料について?それとも職場環境? 今日は、私にしにしが過去4年間にわたって実際に集めてきた質問をもとに、みんなどんなことが気になっているのか?何を意識しているのか? 高校生のリアルな声を聞いていきましょう!
1.はじめに
まず、最初になぜ私が4年間にわたり、こんな実際の学生さんからの生の声を集めることが出来たのかを説明しますね。
私は地元の「建築士会」に所属しております。
建築士会の行事で毎年6、7月頃に地元の工業高校に出向き、建築の仕事についてなどを説明する座談会を開催しております。2020年から私がその行事の担当となりまして、実際に担任の先生や生徒さんたちとのやり取りを経てこの様なデータを集めることが出来ました。
ただ文字としての質問だけでなく、直接顔を合わせてキャッチボールしたことで感情のこもった質問を頂くことができました。
ですので、今回の記事は学生さんだけでなく、新卒の採用を考えている企業さんにも興味を持って頂けるといいなと思っています。
※特定の個人や地域が特定できるような内容は伏せさせて頂きます。
2.集計方法
- 座談会の開催前に事前に生徒さんから質問を記入いただき回収しました。
- 集計期間は2020年~2023年の4年間。
- 対象者は地元の工業高校・建築科の3年生。
- 実際に頂いた質問を9つに分類。全数に対しての分類ごとの割合を算出。
3.結果発表!分類ごとの割合
それではいきなり結果です!じゃじゃーん!↓↓↓
分類 | 補足 | 質問数(割合)※総数317問 |
①仕事内容・やりがい | どんな仕事?楽しいか?達成感?役に立つ?など | 89 (28%) |
②給料・待遇 | 給料・年収・ボーナス・福利厚生についてなど | 23 (7%) |
③働きやすさ・職場環境 | 勤務時間・休日・残業・人間関係・体力・辛さなど | 83 (26%) |
④将来性・キャリア形成 | 昇進・成長・資格取得・独立など | 23 (7%) |
⑤企業の安定性・社会的評価 | 規模・知名度・社会的意義など | 1 (0%) |
⑥職業選択の不安・向き不向き | 自分に向いているか?適正は?続けられそうか? | 19 (6%) |
⑦学歴・進路・資格の取得 | 学科選び・文系/理系/専門学校/大学などの違い・資格の必要性など | 58 (18%) |
⑧入社前・現場見学・インターン・面接 | 見学したい・インターンシップ・入社前にできることなど | 13 (4%) |
⑨その他 | 単発的な質問・雑談・建築に関係ない内容・答えにくいネタなど | 8 (3%) |

というような結果となりました。
1位は①「仕事内容・やりがい」について、28%
2位は③「働きやすさ・職場環境」について、26%
3位は⑦「学歴・進路・資格取得」について、18%
という感じです。
にしにしの所感としましては、
1位、2位は仕事に直接関係する内容の質問で、合わせて54%と半数を超える数となり、当然と言えば当然かなという印象でした。
続いて3位は主に大学や専門学校に進学を考えている学生さんたちの質問です。全数に対して2割くらいでしたが、私が予想していたより少ないなという印象でした。
意外だなと思ったのが「給料・待遇」に関する質問です。もっと積極的に問いかけてくるかと思っていたのですが、たった7%とかなり少なかったです。聞きにくかったのもあるかもしれませんね。
それと、あらかじめ用意していた分類の「企業の安定性・社会的評価」についてはほぼ皆無でしたw ちょっと高校生には難しかったかな...
4.実際にあった質問ピックアップ!
それでは、実際どんな質問があったのか?読者の皆さんも気になっていると思いますので、にしにしが独断と偏見で、「お!鋭いな!」「まじで聞いてきてるのか?!」などgoodな質問や珍質問などを厳選してみました。
●一番多かった質問No.1
「仕事をしていてよかったこと、楽しかったことは何ですか?」
やはりこの質問がダントツでした!細かく分けると現場監督は、設計は、大工は、などと職種の違いはあれど内容としては同じということでまとめました。
皆さん、自分がなりたい仕事のやりがいについてを最重視しているのでしょうね!楽しいと思う仕事、自分がやりたいと思う仕事を選びたいという気持ちはとても大切だしそれが正解だと、にしにしもそう思っています。
●けっこう多いネガティブ系質問
「仕事をしていて苦労したこと、辛かったことはありますか?
この手の質問がくると私にしにしはウキウキしてお答えしますw 失敗しまくりですからね!でも失敗があってこその成長です!この様な質問は待ってましたと言わんばかりに熱を入れてお答えします!
その他に「会社の人間関係は?」や「怖い人はいますか?」とか「ストレスを感じることはありますか?」など、「働きやすさ・職場環境」に関する質問はどうもネガティブ系のものが多い印象でした。これから初めて社会に出ることに対する不安の表れかと思います。
企業の皆さん!特に高校生はアルバイト経験もなく初めて大人たちと接するという子が多いです。不安の量は大学生に比べて大きいのは当然です。それを踏まえて受け入れ側も心得ておく必要があると言えますね!
●それいい質問ですね!
「いつ頃から建築系の仕事を目指すようになりましたか?」
いいですね~、人それぞれきっかけは様々ですよね。ほかの人がどんな気持ちで今の仕事を選んだのかを知ることで何かしらのヒントを得られるかもしれませんね!
私にしにしが建築を目指したきっかけについても機会があれば今後お話したいと思います。
●それ今聞く?珍質問集
「恋人はいますか?」
それを私に聞く暇があったら女子たちにアタックしなさい!と心では思っていますが、現場ではちゃんと真面目にお答えしていますのでご安心をw
「何をしたらクビになるのか?」
クビになったことないから分かりませんw 普通に勤める上でこんなこと気にする必要はありません。ほかに聞くべき質問があると思うのですが、思い浮かばなかったのでしょうか?逆にこっちが質問したくなりますw
「保険などはどうなっていますか?」
保険気になる??大事なことではあるけど...この質問をしてくる子に今お答えしても多分理解できないでしょうね、それだけ保険のジャンルは複雑です。マッチョなライオンさんがYouTubeで詳しく解説してくれていますのでそちらで勉強しましょうw
まとめ
以上、高校生が実際に聞いてきた質問集というテーマで特集しました。
いかがでしたか?予想通り?それとも意外でした?
工業高校の学生さんは、大学生に比べて進路決定の時期が遅いです。
夏休み頃までにインターンシップなどをして企業との接点を持ち、夏休み後に本格的に就活が始まる学校が多いのではないでしょうか。今の内からインターンシップや企業説明会などに向けて自分の気になることを整理しておくとよいでしょう。
身の回りに建築関係者がいらっしゃれば気軽に質問ができるかと思いますが、なかなか難しいですよね。
今はchatGPTやPerplexityなど優秀なAIが無料で使える時代です。もはやこれは時代の革命です!今までのネット検索とは訳が違いますよ。普通に人と話すような感覚で質問すれば大体のことは答えてくれます。
簡単な質問はAIへ、感情がともなう個人的な質問は実際に人の口から教えてもらうのがよいでしょう。
就職って大変ですからね、一人で抱え込まずに、周りの人やツールを活用して積極的に情報収集していきましょう!
そして、もし私にしにしに聞いてみたい質問や、こんなテーマを記事にしてほしい!などのリクエストがあれば遠慮なく「問い合わせフォーム」から送ってください。AIに負けないように頑張ってお答えしますw
それじゃ、またね~♪